■第5回セミナー 「障害のある子の親なきあと~成年後見制度の利用と課題」2019年5月25日)

障害のある子を持つ家族にとって「親なきあと」は共通の課題です。障害者の子どもをもつ親の悩みに寄り添い、ともに考えるための「親なきあと」相談室を開設し、全国での講演活動や執筆など幅広く活動している渡辺伸先生に講義いただきました。渡部先生は、「障害があるお子さんも、今ある法制度やサービスをうまく組み合わせることで、少しでも安心して暮らせることができる。」とアドバイスされております。また、「成年後見制度は障害者には向いていないのでは」との声が親御さんから聞かれますが、成年後見制度を利用するにあたっての注意点や課題についてもお話しいただきました。(於:飯田橋ボランティアセンター)


■第4回セミナー 「いざという時のために不動産取引のポイントを学ぼう」(2018年9月30日)

不動産コンサルタントとして相談業務を主に活動されている「株式会社あゆみリアルティーサービス」代表 田中歩氏に、「付き合うべき不動産業者の選び方」「売買取引時に注意しておきたいポイント」などについて講義いただきました。最近社会問題になっている“空き家”の管理方法や、相続対策として注目されている家族信託の活用例についてもお話しもありました。(於:飯田橋ボランティアセンター)


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■第3回セミナー「聴いてみよう!福祉最前線の声を」(2017年11月12日)

2017年11月12日(日)飯田橋TVACに於て、福祉最前線で活躍されている先生方を講師にお招きし、セミナーが開催されました。

第1部では、訪問看護、高齢者住宅などを運営されている「㈱アース」の佐塚様から、福祉現場における医療に対する対応の変化、特に本人の意思を尊重した延命治療を考える時代となったことや、施設での虐待の実態から本人の想いに気づくことへの大切さなどを学びました。

第2部では「NPO法人中空知成年後見センター」の熊谷様より、後見活動をする心構えとして、本人の暮らしを中心に考えることが肝要であること、法人後見のメリット、さらに医療など本人の希望と相反した時の対応の難しさなどのお話しをいただきました。

質問タイムでは、終末期医療への対応の仕方や、法人組織を作る上での人材確保の難しさ、などについて活発な意見交換が行われました。成年後見を行う際、本人の希望・意思を支援する努力が必要なことを確認しました。


■第2回セミナー「どうなる成年後見制度」(2017年6月18日)

2017年3月に「成年後見制度利用促進基本計画」が閣議決定され、成年後見制度の新たな運用が注視される中、利用者にとって使い勝手が良い制度となるか? 利用者がメリットを実感できるための運用のポイントは何か? 成年後見制度の問題点と展望について講演が行われました。定員一杯の50名の方が参加されました。

1部では、税理士法人昴星 小野寺先生から「第4回後見成年後見会議」で討論された内容の紹介と、ドイツ「世話法」を解説いただき、成年後見制度の課題について勉強しました。「日本の制度を利用しやすくするための課題が浮き彫りにされ、成年後見制度の問題点や見直しポイントが整理できた。」と好評でした。

第2部では、日本成年後見法学会主催 緊急シンポジウ「成年後見制度利用促進基本計画と市町村の役割」から、パネルディスカッションに登壇された専門職各氏が、「基本計画」について述べた評価と課題について市民後見ひろばから報告されました。

利用者がメリットを実感できる制度になるか、今後の施策が待たれるところです。


■第1回セミナー「新しい地域後見人制度」(2016年11月15日)

家族信託の第一人者であります遠藤英嗣先生に講演をお願いいたしました。先生にはオリジナルなカリキュラムを組んでいただき、親族後見人や市民後見人を含んだ地域後見制度の構想と家族信託の有効性についての講義を傾聴しました。先生の論説を賜り、とても具体的で意義深い学びを得ることができました。質疑も受けて頂き、とても有意義な講演でした。