『市民後見ひろば』について
『市民後見ひろば』は、2015年7月に「市民後見人養成講座修了生の会」として発足した任意団体です。
市民後見人養成講座は、2009年に東京大学において開講され、以後、毎年開催されております。2015年度は、東京大学(教育学研究科生涯学習論研究室)が開発した教育プログラムを民間団体が開催する形に改められ、2016年度以降は一般社団法人地域後見推進センターが主催者となっております。修了生は、養成講座で学んだ知識を生かし、地域社会に貢献するとともに、共に学んだ仲間と相互研鑽しながら、市民後見の健全な発展に寄与する活動をしております。
現在、『市民後見ひろば』には、1期~17期の延700名を超える修了生が会員として登録しております。『市民後見ひろば』は、会員皆様へ、ニュースレターとして最新情報を配信するとともに、学習の場、情報交換の場など会員をサポートする活動を行っております。
イベント・勉強会の案内・報告
令和7年度第3回オンライン勉強会開催のお知らせ
市民後見ひろば会員の皆様
令和7年度第3回オンライン勉強会を下記のとおり開催いたします。
1.題名:社会福祉協議会で行われている「日常生活自立支援事業」をご存知ですか。
~自立支援事業とお一人様の高齢者を対象とした実験的に新たな支援事業~
2.開催日時:令和7年12月14日(日) 13:00~15:00
3.開催方法:オンライン
4.募集人数:30名
5.参加費:無料
6.申し込み方法:以下申し込みフォームからお願いします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/65d580c2869499
7.講師 森俊樹氏(成年後見人として3件受任活動・市民後見ひろば事務局長)
8.講演の内容
各地域で行われている「日常生活自立支援事業」。聞いたことがない方や聞いたことはあるが詳しい活動内容について知らない方、多くいらっしゃると思います。認知症高齢者や知的障害者などの判断能力が不十分な方を対象とする事業、成年後見とはどこが違うのでしょうか。二カ所の社会福祉協議会で日常生活自立支援事業を担当した講師が、経験談などを踏まえ話しをします。
また、最近一部地域にて行われている「65歳以上のお一人様を対象とした支援事業」について情報提供をします。
講演会終了後、質疑応答の時間を多くとっています。日頃疑問に思っていたことをできるだけこたえていきたいと思っています。
皆さまの参加お待ちしております。
*日常生活自立支援事業とは、認知症の高齢者、知的障害者、精神障害者など、判断能力に不安がある方が地域で安心して自立した生活を送れるよう支援する事業。
令和7年度第2回オンライン勉強会開催の報告
9月28日13時より令和7年度第2回オンライン勉強会を開催しました。
ZOOMを使用して行われ、北は北海道から南は宮崎県まで40名近くの方が参加いただきました。
勉強会では、高齢者を支援する架空の事例をもとに、参加者同士の意見交換と全体討議を行いました。まず、参加者を6つのグループに分け、グループごとに意見交換を実施。その後、全体会において各グループの検討内容を発表し共有しました。
発表では、次のような意見や課題が挙げられました。
・信頼できる人間関係の構築が重要である
・後見制度の利用につながる支援の道筋を整える機能があると良い
・行政の生活支援ネットワークを活用したい
・本人の意思確認が何より重要である
・支援のネットワーク構築が大切である
・支援を拒否している家族も、負担を軽減できれば改善の可能性がある
また、質問タイムでは、
「本人との信頼関係を築くための具体的な方法」「支援を行う際の収支シミュレーションの進め方」といった、実務に即した質問も寄せられ、活発な意見交換が行われました。
◎検討事例教材:
市民後見ひろば-令和7年度第2回勉強会_事例資料.pdf
お知らせ
◆身寄りのない高齢者等への対応、成年後見制度の見直しへの対応について
◆民法改正(成年後見制度)に関する中間試案がとりまとめられました
法制審議会民法(成年後見等関係)部会第21回会議(令和7年6月10日開催)において、「民法(成年後見等関係)等の改正に関する中間試案」が取りまとめられました。
来年度の法案成立に向け審議されております。
◎民法(成年後見等関係)等の改正に関する中間試案
◆「地域共生社会の在り方検討会議」中間とりまとめが公開されました。
◆第二期成年後見制度利用促進基本計画に係る中間検証報告書が公開されました
◆成年後見関係事件の概況が公開されました
事務局よりお知らせ